黎明の残滓
それほど血なまぐさくない(つもり)ですが一応戦闘シーンもありますので、苦手な方はご注意ください。
世の中心にあって全てを超越した存在、尊君(とうとぎみ)。しかし、いつからか暴君へと変じた彼女を、人は永らく止めることができなかった
——その時までは。
尊君が弑(しい)されて10年。憂いの種を除いたはずの世界は、皮肉なことに、繁栄を享受するどころか破滅の道を辿りつつあった。
荒廃する大地。
争い合う人々。
尊君を止めた英雄の行方は杳(よう)として知れず。
混迷を極め、滅びを待つしかないかに見える世界の中で、一縷(いちる)の希望に賭ける者が居た。
世の中心にあって全てを超越した存在、尊君(とうとぎみ)。しかし、いつからか暴君へと変じた彼女を、人は永らく止めることができなかった
——その時までは。
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荒廃する大地。
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