無冠の卑王 〜最強勇者が最弱魔物コボルトを率いて国を滅ぼすまでの復讐譚〜
聖ラミシス王国第一王子フィリス。彼は妹フィオナの身代わりに『女神降臨の儀』の贄となり、その両目を抉られ両の手足を奪われ女神に捧げられる。
しかしそんなフィリスの元に降りたったのは女神でなく、彼女の兄を自称する『男神アストゥラル』だった。
男神はかつて地上に降りた女神の両目と両手足を奪い、その肉を食らった人間の王とその臣下らを今もなお憎んでいたのだ。
フィリスの肉体を癒した後、男神は「魔を率い祖国を滅ぼせ」と彼に命ずる。
王子フィリスはそれを拒否するが、自らが贄に捧げられた後、妹フィオナの身に襲いかかった悲劇を目の当たりにし–––
「どうか妹を……フィオナを今の俺と同じ姿に戻してくれ! そのためなら何でもする。お願いだ、神様。俺の妹を助けてくれ」
–––これは妹一人を救うべく、かつて『勇者』と崇められた王子が、魔を率い、人を欺き、国を滅ぼす卑劣な『王』となるまでの話。
※カクヨム、小説家になろうにて連載
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