巫女姫剣士浪漫譚 さくら姫 舞う 

 日の本が統一された[最後の大いくさ]から約二十年。
六十余州のひとつ、尾張藩にある白邸領にひとりの姫がいた。名をさくらという。

 たおやかな見た目とはうらはらに、領内を馬で駆け回るじゃじゃ馬ぶりに、周りの者はあきれながらも好ましく思っていた。

 そんなさくら姫がある日知ってしまった、領内にある闇の部分。
 好奇心で探ろうとしたが、様々な妨害が入りついには牢屋に入れられ暗殺されかけてしまう。

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