聖母の意志を紡ぐ王太子 〜裏切りと呪いの王宮で、僕は真っ直ぐ生きると誓う〜
千年の歴史を誇るローヴェン王国。
国王と四人の妃に支えられた王宮で、正妃イウローネのもとに第五王子ヴィルヘルムが生まれる。
しかし、王国を支える「武」と「魔」を司る名門家は、それぞれの思惑のため密かに手を結んでいた。
五歳の誕生日。
ヴィルは人生を変える二つの悲劇に見舞われる。
母イウローネは呪術によって命を奪われ、さらに神から授かったはずの神託までも何者かの手によって歪められてしまう。
すべてを失い、王宮の陰謀と裏切りに翻弄される幼き王子。
それでもヴィルは、民から「聖母」と慕われた母が最後に遺した想いを胸に誓う。
――どれほど憎しみを向けられても、僕は決して歪まない。真っ直ぐに生き抜いてみせる。
やがて彼は仲間と出会い、失われた真実を知り、離れ離れになった兄妹たちと再び未来を紡いでいく。
これは、裏切りと呪いに満ちた王宮で、それでも気高く歩み続けた一人の王太子が、「聖母の意志」を受け継ぎ、王国の未来を紡ぐまでの物語。
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