政略結婚なのに、陽キャ辺境伯の溺愛が子ウサギ系令嬢を狂気で満たす甘い檻に閉じ込めた


───政略結婚。それは退屈な貴族社会で、唯一の娯楽でもある。

子兎のように愛らしく小悪魔じみた伯爵令嬢、フィオナ・シャルメリーズは、東部辺境伯レオナール・エスティネルとの婚姻を命じられる。

噂によれば、彼は陽気で社交的な美丈夫。だが過去には、愛しすぎて一人の令嬢を“壊した”という黒い噂もあった。

けれどフィオナは恐れない。
むしろその噂すら“手玉に取る”つもりで、彼を甘く見ていた───。

婚約内定から結婚式、輿入れへ。
屋敷では従順な使用人たちと穏やかな日々が始まる。

甘やかされ、愛され、理想通りの“手のひらの上”に収まったはずの生活。
フィオナは日々レオナールへの依存度を高めることで、より確実に彼を支配しようとする。

しかし、夫の過去───かつて壊した令嬢───その存在を知った瞬間から、フィオナの心にわずかな歪みが生まれる。

さらに街での買い物中、野党に襲われた夜。レオナールの“陽気な仮面”が剥がれ、血に濡れた狂気の笑顔を見たとき───。

(この人は、本物だ)

逃げられない。けれど逃げる気もない。

小悪魔令嬢とサディスティック辺境伯の、甘く狂った愛が今、静かに幕を開ける───。

​※アルファポリス直接投稿にあたり、見やすさを重視し、改行を行ったブラッシュアップ版としてお届けします。

※4/23 21:00更新分にて完結いたします。
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