逢魔が時の仲良しカップルには気を付けろ ーー妖怪『なかよしこよし』のつぶやきーー
逢魔時にふと現れる、この世のものとは思えないほど美しい男女のカップル。
ベンチで寄り添い、甘い言葉を囁き合いながらイチャイチャする姿は、周囲の目を引くほど絵になる美男美女――しかし、その正体は人間の醜い嫉妬の澱から生まれた妖怪『なかよしこよし』だった。
「あんなに仲が良くて羨ましい」「別れさせてやりたい」
そんな人間たちのドロドロとした独占欲や負の感情を糧にして生きる彼らは、自ら近づいてくる者や、面白半分で仲を引き裂こうとする者を決して逃がさない。
『なかよし』の正体は鉄紺の蛇のような冷たい霞、『こよし』の正体は老緑の蜘蛛の糸のような絡め取る霞。
甘い罠に誘われてうっかり近づき、貴重なイチャイチャタイムを邪魔してしまった愚かな人間たちは、二人の恐ろしい本性と底知れぬ魔力の前に、まとめて闇へと引きずり込まれていく……。
美しさと残酷さが背中合わせの、逢魔時の怪談。
ベンチで寄り添い、甘い言葉を囁き合いながらイチャイチャする姿は、周囲の目を引くほど絵になる美男美女――しかし、その正体は人間の醜い嫉妬の澱から生まれた妖怪『なかよしこよし』だった。
「あんなに仲が良くて羨ましい」「別れさせてやりたい」
そんな人間たちのドロドロとした独占欲や負の感情を糧にして生きる彼らは、自ら近づいてくる者や、面白半分で仲を引き裂こうとする者を決して逃がさない。
『なかよし』の正体は鉄紺の蛇のような冷たい霞、『こよし』の正体は老緑の蜘蛛の糸のような絡め取る霞。
甘い罠に誘われてうっかり近づき、貴重なイチャイチャタイムを邪魔してしまった愚かな人間たちは、二人の恐ろしい本性と底知れぬ魔力の前に、まとめて闇へと引きずり込まれていく……。
美しさと残酷さが背中合わせの、逢魔時の怪談。
あなたにおすすめの小説
『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた
侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。
『お前が運命の番だなんて最悪だ』と言われたので、魔女に愛を消してもらいました
竜族の王子フェリクスの成人の儀で、侯爵令嬢クロエに現れたのは運命の番紋。けれど彼が放ったのは「お前が番だなんて最悪だ」という残酷な言葉だった。
異母妹ばかりを愛する王子、家族に疎まれる日々に耐えきれなくなったクロエは、半地下に住む魔女へ願う。「この愛を消してください」と。
恋も嫉妬も失い、辺境で静かに生き直そうとした彼女のもとに、三年後、王宮から使者が現れる。異母妹の魅了が暴かれ、王子は今さら真実の愛を誓うが、クロエの心にはもう何も響かない。愛されなかった令嬢と、愛を取り戻したい竜王子。番たちの行く末は――。
初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました
夫婦となって初めて迎えた夜、セレンティアは夫リオールから「俺には、愛する人がいる」と告げられる。
彼が初夜を済ませた理由は、三年後に白い結婚として婚姻無効を申し立てられないようにするためだった。
けれどリオールは知らなかった。セレンティアの祝福《一日回帰》が、自分自身の身体にも使えることを。
セレンティアは自分の身体の時間を一日前へ戻し、三年間、侯爵家の妻として務めを果たすことを決める。
夫に愛されるためではない。三年後、白い結婚としてこの家を出ていくために。
英雄一家は国を去る【一話完結】
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
我慢なんてしていませんわ。だって、面倒でしょう?
「クロエに子供ができた。準備が整い次第、離れで暮らすことになるからそのつもりでいてくれ」
普段ほとんど屋敷にいない夫が前触れもなく告げてきた言葉をきっかけに、レティシアは“三年間”の契約を終わらせることにした。
赤の他人を屋敷に迎えることはしない。
不要なものに感情を砕く理由などない。
「だって、面倒でしょう?」
不誠実な夫も、無意味な結婚も、
この際すべて切り捨ててしまいましょう。
【完結済】冤罪で辺境に幽閉された第4王子
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。