顔に火傷を負ったら婚約者と親に捨てられました。『顔だけ』のわたくしなどいなくとも誰も困らないのでしょう?
「美しさを失ったリズにはもうなんの価値もない。婚約は解消だ」
そう言った元婚約者、セドリック。
「家の評判が下がる前に出て行ってくれ。心配はいらぬ。お前の代わりはキャシーが務める。お前がいなくとも誰も困らない」
そう言った父。
それが子供を庇って右頬から首へ大きな火傷を負ったリズに突きつけられた現実だった。これまで散々尽くしてきたと言うのに求められていたのは本当に『顔だけ』だったという事実。
「あなた方にとって『価値がない』娘でも、私にとっては千金にも値する娘だ」
気落ちしたリズの前に現れたのは隣国の王太子、シャルルだった。そしてリズは半ば強引に隣国へと連れて行かれる。
顔だけしか取り柄のないわたくしなんていなくても誰も困らない。ーーなんて、本気で思っているのかしら。
そう言った元婚約者、セドリック。
「家の評判が下がる前に出て行ってくれ。心配はいらぬ。お前の代わりはキャシーが務める。お前がいなくとも誰も困らない」
そう言った父。
それが子供を庇って右頬から首へ大きな火傷を負ったリズに突きつけられた現実だった。これまで散々尽くしてきたと言うのに求められていたのは本当に『顔だけ』だったという事実。
「あなた方にとって『価値がない』娘でも、私にとっては千金にも値する娘だ」
気落ちしたリズの前に現れたのは隣国の王太子、シャルルだった。そしてリズは半ば強引に隣国へと連れて行かれる。
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