ゆっくり話して●大佐の香り with 前日譚
【本編のあらすじ】(1-81話)
敵国軍人・ジュリアン大佐に救われたソフィー。彼の不器用な優しさに心を奪われ、同じ屋根の下で暮らすうちに、二人は次第に愛し合う。しかし戦局の悪化とともに大佐は姿を消し、三年後、戦犯として死刑を宣告される。「彼は悪人じゃない」――ソフィーは仲間と共に、奇跡の救出を企てる。敵対する者同士でありながら、誰よりも深く愛し合った二人の純愛物語。
【前日譚のあらすじ】
北方帝国の侵攻により、内戦の火蓋が切られた工業都市カルボニア。音楽教師だったジュリアンは、帝国の徴兵令によって戦場へと送られる。
「人間は、最初の一人を殺した時点で、もう地獄の代価を支払っている。だから、二人目からはタダなのだ。」
その歪んだ論理が、二十歳の彼の心を蝕む。戦友を救うために、生き残るために、彼は迷いなく引き金を引くようになる。戦場で十九人を葬り去った彼は、死体の傍らで口琴を吹き、死者と自分の魂を慰める――いつしか彼は、兵士たちから『レクイエム』(鎮魂曲)と呼ばれるようになった。
壊れた魂を持った殺人者。しかし、彼は一人の女医・ジェニーと出会う。
「私はあなたが嫌いだ。命を救う私たちの苦労を知らないで、簡単に殺すあなたが。」
冷たい言葉を投げかけながらも、彼女は戦争の中で傷ついた無垢な命を救うため、自らの地位を投げ打って行動する。その姿に、恋愛経験ゼロのレクイエムは初めて「好きになる」を知る。
かけがえのない命をこの手で奪った悔恨、敵国から送られた殺し屋たち、そして目の前で亡くなった親友――戦火の狭間で、彼は本当の自分を取り戻せるのか。
これは、23の命と、一つの愛を巡る――「死神」が「英雄」になるまでの物語。
敵国軍人・ジュリアン大佐に救われたソフィー。彼の不器用な優しさに心を奪われ、同じ屋根の下で暮らすうちに、二人は次第に愛し合う。しかし戦局の悪化とともに大佐は姿を消し、三年後、戦犯として死刑を宣告される。「彼は悪人じゃない」――ソフィーは仲間と共に、奇跡の救出を企てる。敵対する者同士でありながら、誰よりも深く愛し合った二人の純愛物語。
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冷たい言葉を投げかけながらも、彼女は戦争の中で傷ついた無垢な命を救うため、自らの地位を投げ打って行動する。その姿に、恋愛経験ゼロのレクイエムは初めて「好きになる」を知る。
かけがえのない命をこの手で奪った悔恨、敵国から送られた殺し屋たち、そして目の前で亡くなった親友――戦火の狭間で、彼は本当の自分を取り戻せるのか。
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