不死の神殺し -英雄達の眠る場所-
「誰も信じない魔女の言葉を、ただ一人信じた少年がいた。」
平凡な高校生だったルカは、ある日突然異世界へと召喚された。
辿り着いた世界で出会ったのは、世界最高の魔導師にして、英雄と称えられる一人の女性――フラン。
しかし平穏な時間は長く続かなかった。
魔術という新たな力を恐れた帝国の侵攻により、村は焼かれ、フランは命を落とす。
全てを失ったルカは禁忌の業火に呑まれ暴走するが、最期の力を振り絞ったフランによってクリスタルの中へ封印される。
――それから百年後。
眠りから目覚めたルカの前に現れたのは、帝国から極刑を言い渡された少女だった。
その名はフラン・レーヴ。
人々から『虚飾の魔女』と呼ばれる彼女は、何を話しても誰からも信じてもらえない呪いを背負っていた。
だが、不死の体を持つルカだけは違った。
誰も信じない言葉を信じたその日から、二人は世界の闇へと足を踏み入れる。
絶望に堕ちた聖女。
狂気に呑まれた魔女。
神の教えに背いた天才達。
そして、歴史の裏に隠された英雄達の真実。
これは――
救えなかった者達を救うため、
不死の少年が歩む長い旅の物語。
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