努力嫌いのニートは、悪役令嬢に転生しても頑張れません!~復讐メインの鬱ゲーの世界でぐうたらしてたら、王子から『慈愛の聖女』と溺愛されました~
「なんで『異世界もの』の主人公って、あんなに頑張り屋さんなんだろう」
「もし私が転生しても、あんなに頑張れないよなあ……」
異世界ものの物語を読むたび、私はいつもそう思っていた。
なぜなら私は、超がつくほどの面倒くさがりで努力嫌いのニートだったからだ。
趣味のお菓子作りは好きだが、勉強も運動もダイエットも、何をやっても続かない。
身の回りの家事も全部弟(めしつかい)に押し付けて自堕落な生活を送るぐうたらだ。
だが私はある日、水分補給まで面倒がった結果熱中症で命を落とし、異世界に転生してしまった。
だが転生先は、よりによって鬱ゲーであり作業ゲーの『恩讐の姫君』。
これは、自身を傷つけた異母姉や男に対して復讐するために、
必死でレベリングをしたり仲間の好感度を上げたりして戦う物語だった。
(ああ、何もかも面倒……)
だが、前世で怠け者だった私は、この世界でも頑張る気がなかった。
そんな私に発現した力は『触ったもののやる気を何もかもなくさせる』というスキル。
このスキルで物語冒頭の凌辱イベントを避け、面倒ごとは以前のように人任せにしていった。
すると、なぜか私は周囲からは慕われ、王子からは溺愛され、周囲からは『慈愛の聖女』慕われるようになっていく。
「鬱展開満載のテンプレ復讐もの」を「超絶怠け者ヒロイン」がギャグに塗り替える、
復讐ざまぁに疲れた人に向ける、痛快異世界ファンタジー。
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