やっと貴方のものになれる、狼さん

「あの子は呪われている」
「隣村の生き残りだろ?」
「村人全員食い殺された」
「鋭い牙の獣に皆が……」
ジェイドは全ての過去を忘れていた。
日々が経つにつれて少しずつ記憶は蘇り、家族や自分の生まれ育った村のことなどを徐々に思い出すようになっていった。
ただ「村人全員食い殺された」という事件当時の記憶はハサミで断ち切られたかのように抜け落ちたまま――。
「お前がほしい」
「俺を食べたいの? いいよ……貴方と一つになれる、狼さん」
■吸血鬼×記憶喪失の青年/赤ずきんパロ■
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