夢は、覚えていなくても

第9回ライト文芸大賞 参加中! 現在の順位:126位 / 1,764件
父を亡くした日、私は誓った。
――彼の分も、生きていくと。

そして私は、女手一つで家族を支える母を助けるため、教師になった。

そんなある日、受け持ったクラスにいた一人の児童。

なぜか懐かしいその子は、
私が失敗して落ち込んでいたとき、私の手を握りこう言った。

「大丈夫。ちゃんとやり直せるから。何が原因だったか、よく考えてみて」

それは、かつて父が何度も私にかけてくれた言葉だった。

――どうして、この子が知っているの?

戸惑いの中で、私は気づいていく。
記憶ではなく、確かにそこに残っている“想い”に。

そして私は、ある決断をする……

これは、過去を手放し、
それでも繋がっていくものを描いた物語。
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