我が物顔で居座っていらっしゃいますが、まだ私が妻ですが?
伯爵令嬢であるユスティアは、夫であるバングルスの浮気に辟易としていた。
彼は既に結婚している身でありながら、遊び惚けており、ユスティアはいつも面倒事を押し付けられていた。
ある時バングルスは、一人の女性を屋敷に連れて来た。
彼女は子爵令嬢ミリーシャであった。バングルスは事情があるからと、彼女をしばらくの間屋敷に置いておくと宣言した。
渋々ながらもそれを受け入れたユスティアであったが、ミリーシャの振る舞いは横暴なものであった。
彼女は、まるで自分がバングルスの妻であるように振る舞ったのである。
そんなミリーシャと、彼女を連れて来たバングルスに対して嫌気が差したユスティアは、ある決断を下した。
それはバングルスとの決別であった。彼女は幼少期からの使用人ラルークを通じて、オートマン公爵家の助けを借りて、忌々しい夫からの呪縛から逃れることにした。
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