【大賞受賞】あしたの僕をさがさないで

高校二年生の僕たちは、『十年後の理想の自分になりきった日記を書く』という、一風変わったタイムカプセルの企画をやることになった。
それは未来の自分に向けた宿題だ。

希望だったり、絶望だったりで作られたそれは、未来ではなく、あしたの僕らを変えていく。

その正義感で知らず識らず人を傷つけている君。
大人の恋に憧れて自分を殺す君。
誰にも必要とされない自分が大嫌いな君。
愛されたいと嘆く君。
この世界のすべてに絶望してしまった君。

僕たちはうまく生きることができないから、ときに逃げることを許してほしい。

どうか、あしたの僕をさがさないで。


―― 『もう一人の自分』が台風の目となる、いまを生きる僕らの連鎖短編 ――


◆第9回青春小説大賞にて大賞を受賞いたしました。
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