ダンジョン前のバフ屋さん~引退寸前の強化師ですが、お客に一目惚れされました~
**「悪あがきはよせ」**
引退を宣告された強化師エジルは、ダンジョンへ潜ることを諦められなかった。
だから最後の悪あがきとして、ダンジョン前で強化魔法を掛ける小さな店を開く。
――誰も来ない。
そう思っていた。
だが、一人の女性冒険者に強化を掛けた日から、運命は少しずつ動き始める。
二十四時間持続する規格外の強化魔法。
誰も気づかなかったその価値は、口コミで冒険者たちへ広がっていき、やがてダンジョン前に新たな名物を生み出していく。
これは、戦えなくなった男が、誰かを強くすることで再び居場所を見つける物語。
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