壁の花 脇役令嬢の視点
華々しき王都。上流の子弟が通う王立学園で、コーネリア・ルーシッドは常に壁際にいた。
大輪に咲き誇る令嬢らに交わることも、顧みられることもなく、忘れ去れられた壁際の小花はそれでもひっそり咲いて、華やかな庭を見つめていた。
そこから見た学園は、少年少女は、人間関係は、過去は、未来は。
彼女が思いがけず表舞台に引き出され、そこで見知らぬ罪を突きつけられた時、彼女にしか見えていなかった学園の暗部が曝け出される。
それぞれが負う事情、複雑な過去、絡み合う思惑は、果たしてどんな姿をしているのか───
大輪に咲き誇る令嬢らに交わることも、顧みられることもなく、忘れ去れられた壁際の小花はそれでもひっそり咲いて、華やかな庭を見つめていた。
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