自分は魔法が効かないと発覚したので、世界を支配しているラスボス大魔王を殴りに行きます。
朝に目が覚めると、女子高生のノラと兄のサクヤは前の日にプレイしていた『バーストグリーンファンタジー あの未知の先に』のゲームオーバー後の世界に、転移していたのだったーー
そこは人類が、ラスボス大魔王のタービュランスをはじめとしたモンスターに支配されている世界。
兄のサクヤや他の転移者は、様々な魔法スキルを保有しており、それを駆使して世界を救うため、ゲームをクリアするために日々モンスター達と戦っていた。
しかし、なぜかノラには魔法スキルが使えず、守られるだけの日々だった。
そんなある時、ラスボス大魔王のタービュランスから、ノラのことを人質として囚われていた双子の王子と姫の世話係として魔王城へ差し出せと命令が下る。
戦争を避けるため、ノラは周りの反対を押し切り自らを犠牲にして魔王城へとやって来た。
しかし、そこでひょんなことからノラの魔法スキルが、すべての魔法を無効化する、無効化《インバリデイション》だということが発覚したから、さあ大変!
「タービュランス、俺の愛する自慢の妹は、天使の皮をかぶった悪魔だ。幸運を祈るよ……」
遠い目をしながら、敵に哀れみと同情の視線を送る兄のサクヤ。
元々周りからは、兄のサクヤを献身的に世話する理想の妹として、天使と称されていたノラ。
しかし、そのノラの正体を兄のサクヤ以外は知らなかったのだ……
これは猫をかぶっていた主人公が、世界を救うため、己のストレスを発散するために好き勝手していたらーーどういうわけかラスボス大魔王に恋されちゃった話である。
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