少女は今夜、幸せな夢を見る ~若き王が予知の少女に贈る花~

 若くして即位したエイゼン王レディオスは、隣国の王子と遠出に出かけた際に、行き倒れた少女、リュシイを助ける。
 目覚めた彼女は言う。「私は未来の絵を見る者」と。
 故郷の村でも、彼女の予知夢は必ず当たると言われている。信頼している王子すらも、彼女に心酔している。
 予言者などいない。過去の辛い記憶からもそう思っているレディオスは、彼女を信じることはできないが。
「この地を大地震が襲います」
 リュシイの予言を前に、彼ができることとは。

 若き王と、予言者と呼ばれる少女の、物語。

※ 「小説家になろう」にも投稿しています(検索除外中)。
※ 続編「その白い花が咲く頃、王は少女と夢を結ぶ」、完結しております。
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