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ジーンは、トムじいさんの人形劇で大人気のお人形。 でも、ひとつだけなやみがありました。 「ぼくも、じぶんでなにかしてみたい!」 ある日、ジーンは「ゆうきのつるぎ」で、自分をあやつっていた糸をプツン! すると――なんと、本物の人間になっちゃった! 森で出会った元カカシのマーギー。 きれいな歌声をもつ元ツルのスーザン。 ちょっとふしぎなモーリンおばさん。 そして、なぜかいつもいっしょにいるネコのオットー。 新しい仲間たちと出会い、自分の足で歩き、自分で働き、自分でやりたいことを見つけていくジーン。 ところがある日、もう会うことはないと思っていたトムじいさんがあらわれます。 自由になるために切ったはずの「糸」。 その糸の先には、いったいなにがつながっていたのでしょう? これは、誰かに紡いでもらった糸を大切にしながら、自分の物語を紡ぎはじめる、小さな人形のお話です。 そして実は、この物語は、実在する「糸へん業界」の会社と、その社長との出会いから生まれました。 物語の中には、その出会いから紡いだ、いくつもの「糸」がそっと隠されています。 ぜひ、物語の中に隠された「糸」を探してみてください。
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