托卵された? 知りません
「君は子供を産めない。もう、君に用はない」
五年間、伯爵家の妻として尽くしてきたセシリアは、夫アーノルドから突然離縁を告げられた。
原因は、不妊。
しかも夫は、愛人だったリリアが身ごもったことを理由に、彼女を「欠陥品」とまで罵った。
すべてを諦めて実家へ戻ったセシリアだったが、そこで出会ったのは、王家にも連なるハルバート公爵エドワード。
冷徹で厳格な彼は、セシリアの容姿ではなく、五年間誰にも評価されなかった彼女の仕事ぶりと誠実さを見ていた。
「君は、自分が思っているほど価値のない女ではない」
エドワードとの交流を重ねるうち、少しずつ自分を取り戻していくセシリア。
一方その頃、アーノルドは五歳になった息子アルベルトを見て、ある違和感を覚え始めていた。
――この子は、本当に自分の子なのか?
そして明らかになる、五年前には誰も疑わなかった真実。
「子供を産めない女」を捨てた男が、最後に知ることになるのは――。
これは、愛されることを諦めた女が、本当の愛と自分自身の価値を取り戻す物語。
──────
全3話で完結予定です!
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