嘘が日本をアメリカの州にする ―誰も「偽物」と断言しなかった1944年の偽造暗号―
こんにちは。あるいは、こんばんは。
あまね みかん です。
「もしあの時、こんな判断をしたら、違う雰囲気になったらどうなったんだろう」――そんな想像から、この小説を書いてみました。
本作で描くのは、一人の天才や壮大な陰謀が世界を操る物語ではありません。魔法やチートスキルの魅力とは別の1944年を舞台に、「人々のちょっとした欲望や責任回避が、いつの間にか陰謀のような結果を生んでしまう」過程です。
発端は、明らかに本物かどうか怪しい電信。それを傍受した満洲の通信兵が、手柄欲しさに上へあげた一通の「偽造暗号」でした。
それが組織の都合で「証拠」にされ、誰も責任を取りたくないがゆえに「偽物だ」と断言する者が現れませんでした。
現場のささやかな保身、上への忖度、エリートたちの優柔不断。そこに明確な悪意はありません。
しかし、そうした一つ一つの小さな行動とちょっとした嘘がバタフライエフェクトのように連鎖し、やがて国家の意思決定を動かし、歴史の流れまで決定的に変えてしまいます。
その小さな嘘から生まれた巨大なうねりは、必然の連鎖として日本という国家をアメリカの「州」へと作り変え、巨大なスイングステートとしてアメリカ大統領選挙すら左右していく……。
「ありそうな話」の積み上げで、とんでもない世界を作っていこうと思いますので、お付き合い頂ければ幸いです。
あまね みかん です。
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