『独り鬼ごっこ』
独りの少女の友達は妖だけ、その中でも親のように親切にしてくれる赤鬼と青鬼と十歳の時から一緒に暮らしている。けれど少女はただ妖が見えるだけではなかった。ある妖は少女を好み好意を抱く、ある妖は少女を欲して喰らおと企んでしまう程。そう、少女は妖世界では珍しい“人間”だったのだ。
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