私の夫は昔愛した彼女を選んだ。さようなら旦那様、私は孤独に耐えられませんので家を出ます

貴族としての立場を守るため、政略結婚を受け入れたルシア・フォン・エーベルハルトとアレクシス・フォン・リューンハイム。

お互いにかつて愛した人がいたが、結婚に恵まれず独身のまま年を重ね、家同士の繋がりのために結婚した。

付き合っていくうちに愛を育み信頼できる結婚をする。
幸せの中、やがて生まれた息子(エドワード)のおかげで、穏やかな家庭を築くことができた。
少なくとも、ルシアはそう思っていた。
それはアレクシスも同じ気持ちだと思っていた。

しかし、結婚から三年後——

アレクシスは、かつて最も愛していた女性、レティシア・フォン・グリューンヴァルトと再会する。

彼女は若き日、アレクシスの婚約者だったが、結ばれなかった女性。

レティシアは既に結婚していたが、未亡人となって帰ってきていた。

その出会いをきっかけに、アレクシスの心は揺れ動き、妻に隠れて彼女と会うようになる。

何も知らないルシアは、毎日遅くなる夫を待ち続け、孤独に沈んでいく……。



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いつも心温まる感想を沢山お寄せいただき、本当にありがとうございます。
一つひとつ大切に読ませていただき、その優しさと温かさに深く感動しております。
本来ならば、お一人ずつにお礼のお返事をしたいのですが、ありがたいことに予想を超える多くのご感想をいただき、すべてにお返事を差し上げることが難しくなってしまいました。

感謝の気持ちと共に、お返事が行き届かないことを心よりお詫び申し上げます。
いただいた温かな言葉を胸に、これからもさらに精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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