マッカ=ニナール・テレクサの日記

かけがえのないこと。

友情という幻想に浸る、
無限とも思える有限の時間。

新芽のように匂い立つ、
太陽に向かってのびる生命力。

一人ひとりが必ず持って生まれた、
生まれてしまった唯一の魂。

それは二度と戻らず、
二度と戻れない。
二度と、戻れないのだ。

大いなる力にともなうのは、
大いなる責任などではない。

加減なき理不尽。

血と責苦の一方的な権利。

嘆きと叫びへのいびつな性欲。

それでも明日を見て
彼女と彼は、
力強く生きていく。

過去となったすべてを、
排泄物のように流し去って。

大きな木陰のような、
不公平な家族愛に抱かれて。

人は決して、
平等ではないのだ。

温もりのなかにいる権利は、
誰もが得られるものではない。

それを知るまで、
いや知ったあとでもなお、
残酷な青春はつづいてゆく。

残酷な世の中への、
入口としての顔、
その出口なき扉を隠そうともせずに。
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