没落(寸前)令嬢は隣国の皇子とお仕事がしたい!〜金の国と山の国〜
煌びやかな宮殿では夜会が開かれていた。しかし、浮かべた笑顔の下で男――『金の国』の皇子カイルは思っていた。退屈だ――社交よりも商談がしたい、と。
そして女――『山の国』の男爵令嬢メリッサは、壁の花となりながら思っていた。帰りたい――が、帰るわけには行かない、と。やり繰りをして出て来たこの夜会で没落(寸前)から脱却する為、『金の国』の皇子と面識を得なければ! 何とか領地に招待するお約束を取り付けて、そして交易の交渉を……! ああ、でもだけど、あらあらウフフと皇子を囲むご令嬢たちの壁は厚すぎるし靴擦れは痛いし、ここは一時退却で作戦を立て直し――って!?
*他サイトにも投稿しています
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