白亜の砦
雪の降りしきる小さな片田舎の町【アルゲンテウス】
そこのギルドには悪い意味でちょっとした有名人がいた。
5年前に勇者パーテイの一員ではなくなった元ヒーラーの男、ハクア。
彼の戦闘スタイルはとてもヒーラーと言えないもので、敵陣に突っ込んでいっては拳と杖で敵を叩きのめし、ダメージを受けたら自分で回復してそのまま敵を殴り続けるというとんでもない戦い方だった。
【アルゲンテウス】のギルドでは弱くて外されただとか、ヒーラーとしての役割を成してないからパーティを外されただとか、性格が勇者のパーティ向きじゃなかったからだとか、魔王が怖くて逃げだしたんじゃないかなどといった噂が飛び交っていた。
そんなギルドにたった一つの小さな、しかし、過酷な依頼が飛び込んできた。
そこから、ハクアの止まっていた物語は大きく動きだすことになる。
―――「全てはあいつを討つためだけに」
そこのギルドには悪い意味でちょっとした有名人がいた。
5年前に勇者パーテイの一員ではなくなった元ヒーラーの男、ハクア。
彼の戦闘スタイルはとてもヒーラーと言えないもので、敵陣に突っ込んでいっては拳と杖で敵を叩きのめし、ダメージを受けたら自分で回復してそのまま敵を殴り続けるというとんでもない戦い方だった。
【アルゲンテウス】のギルドでは弱くて外されただとか、ヒーラーとしての役割を成してないからパーティを外されただとか、性格が勇者のパーティ向きじゃなかったからだとか、魔王が怖くて逃げだしたんじゃないかなどといった噂が飛び交っていた。
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―――「全てはあいつを討つためだけに」
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