『断罪された悪役令嬢ですが、魂に宿った軍事支援AIと共に辺境を立て直し、無口な冷血公爵に甘やかされ尽くしています』
システム開発の主任アーキテクトとして過労死した真木芹香(享年三十二歳)は、魂に同調した軍事支援AI「アリア」と共に、魔法貴族社会の侯爵令嬢セリア(十八歳)へ転生する。
卒業夜会で第二王子ルーファスから事実無根の罪で断罪・追放を言い渡されるも、大人の論理的思考で損得を弾き、法的確約書に署名させて優雅に王都を退去した。
追放先の最北「ヴェルク辺境領」で彼女を迎えたのは、「白銀の死神」と恐れられる若き帝国軍元帥ヴィルフリート(二十八歳)。
セリアは冷遇同然の環境をアリアと工学知識で即座に快適化し、領民を苦しめる寒波対策として廃石を用いた「魔導床暖房」のインフラ改革を推進。
現場の職人や兵の信頼を勝ち取っていく。
一人で現場を背負い過労で倒れかけたセリアを手ずから介抱したヴィルフリートは、彼女の知性と気高さ、そして脆さに心を奪われ、過保護なまでの甘重い溺愛を注ぎ始める。
直後、六千頭の魔獣が迫る未曾有の「獣潮」が勃発。
セリアはアリアの戦術C4Iシステムで戦場を支配し、古代巨獣の結晶装甲を高周波振動術式の大剣でヴィルフリートと共に一撃両断。
絶対の信頼で結ばれた二人は領民公認の婚約を結ぶ。
手柄の横取りを狙う王都使節の勅命書をヴィルフリートが両断したことで、中央との全面対決が不可避となった。
セリアは極北の古代遺跡を調査し、この世界が「テラフォーミング失敗惑星」である真実を解明。
軌道上の防衛軍事衛星からマイクロ波送電を受け、魔導レールガンと偏向シールドを起動する。
攻め寄せた王都軍五万二千の攻撃を無力化し、非致死性の精密狙撃で敵の兵站と砲兵を瞬時に壊滅。
身勝手な第二王子に完全降伏の署名を突きつけ、因果応報の決着をつけた。
理不尽な世界を知性と科学で塗り替えた元悪役令嬢は、すべてを捧げて自分を愛し抜く伴侶と共に、温かな新時代の扉を開くのだった。
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