素直になれない国1番の大悪女は、完璧令嬢と出会い、愛し愛されることを学ぶ。
「国一番の大悪女」
そう呼ばれるアリア・ルナリアは、代々王太子妃を輩出してきた超名門公爵家の落ちこぼれ。
何をやっても人並み以下。
家族からも「家の恥」と言われ続け、すっかり卑屈でひねくれた性格になってしまった。
本当は、誰かに愛されたいだけなのに。
そんなアリアに、なぜか真っ直ぐな愛情を向けてくるのが、完璧令嬢マリー・レイク。
「アリア様、大好きです」
「……私はあなたなんて嫌いよ!」
「ふふ、今日も可愛いですね」
いつしかマリーは、アリアにとって何より大切な親友になっていた。
――ところが。
そんなマリーの兄である、超美形で優秀、普段はチャラチャラしているレオンまで、アリアを気にかけ始める。
「君って、本当はそんなに悪い子じゃないよね」
「……何よ。急に」
「いや? もっと君のこと知りたくなっただけ」
一方、マリーは兄の気持ちに誰より早く気づいてしまう。
「お兄様。アリア様は渡しませんよ?」
「……それはこっちの台詞だ」
そして、マリーを愛する王太子までアリアに嫉妬し始め――。
本人だけが知らない。
国一番の大悪女を巡る、恋と友情の行方は――?
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