俺の知ってるゲームとは違うんですがそれは
クリアしたことのあるRPGゲーム、ゲイリーオブワールド(通称GOS)の世界――と思われる場所に突然迷い込んでしまった深見トオル29歳は、とりあえずゲームの導入に従って最初の町を目指した。
しかしそこはゲームの世界でありながら、魔法一つ覚えるのにも才能や教養が必要で、雑魚モンスター一匹倒すのにもそれなりの武器や労力が必要となる、ゲームとは思えない過酷で不自由な世界だった。
現地のツテも金もない深見トオルはとりあえず酒場で冒険者登録を済ませることになるのだが、性格診断で彼に与えられたのは『ハンドラー』という弱い支援ジョブのみ。
パーティを組むことでしか真価を発揮できないそのジョブひとつで、トオルは過酷な日々に身を投じることになるのだが……ハンドラーにはゲームでは明らかではなかった秘められた特性が存在していた。
トオルはその特性によって翻弄されていくことになる。
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