婚約解消した王太子は、自分の判断が正しいと思っていた
十年間、王太子アルベルトの婚約者として生きてきた辺境伯令嬢セレナは、ある日、婚約解消を告げられる。
アルベルトが選んだのは、王家に巨大な鉄鉱山をもたらす公爵令嬢との婚姻だった。代わりに失うのは、グランツ辺境伯家から派遣されていた竜騎士四十騎。
王家にはまだ六十騎が残る。鉄鉱山を得れば軍備も強化できる。
その計算は、決して愚かではなかった。
ただ一つ。
アルベルトは、四十騎の本当の価値を知らなかった。
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