白に一滴
争いも涙もない真っ白なこの国で、どこを見ても白ばかりのこの国で、幼い頃に見た、黒をーー忌み色を身にまとったお姉さん。
僕は一度会ったきりのあの人に、恋をし続けている。どこにも見当たらない黒色を探し続けている。
そんなある日、勢いで国の禁忌を犯してしまった僕は、罰を受ける必要があると禍々しい建物へと連れて行かれる。
そこで待っていたのは、ナイフを持ったお姉さんで。
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