桜の記憶

サクは、桜が散ると共に記憶を失ってしまう特殊な病を抱えていた。

一年に一度、記憶が散っていく頃、サクはいつも十七冊分の日記を読み返している。
大好きだった人のいた唯一の一冊目。
その幸せと悲しみの記録を一つずつ辿っていく。
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