【完】婚約破棄された無能王太子妃(仮)ですが、王国の頭脳は私でした~隣国の皇帝に溺愛されて幸せなので、今さら戻れと泣きつかれても、もう遅い~
「貴様との婚約を破棄する!」
建国記念の夜会で、王太子オズワルドに「無能」と断じられ婚約破棄されたレティシア。だが実は彼女こそが、五年間にわたり王国の政務を一手に担ってきた影の頭脳だった。
人形と呼ばれながら、誰にも知られず王国を支え続けた十年。その全てを手放した夜、かつて幼い日に助けた少年――今は隣国の皇帝となったアルディスが、彼女の前に現れる。
「あなたを無能と呼ぶ国に、あなたを置いておきたくない」
帝国で真に認められ、愛される日々を手にしたレティシア。一方、彼女を失った王国は崩壊の一途を辿り――今さら戻れと泣きつかれても、もう遅い。
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