花飾りの手柄は妹に、王妃さまの咳の責めは私に。修道院へ送られかけた令嬢ですが、カナリアと植物園の侯爵さまが「君の花がいい」と迎えに来ました
「意匠はわたくしのものですが、花を挿したのは姉です」――王妃付きの花飾り師フロランスは、夜会の花の意匠を妹マリエットに横取りされた。そのうえ王妃さまが咳きこんだ責めまで着せられ、王宮を追われる。修道院行きを命じられた彼女のもとへ現れたのは、鳴かなくなった王妃さまのカナリアを抱えた植物園の園長ヴェルデン侯爵だった。人の顔は覚えないのに、「君が言ったことは全部覚えている」と言う。妹がもう一度百合を挿す日、白い手袋の指先が嘘を暴く。全七話。
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