吸血嫌いの吸血鬼~伯爵様は血が苦手~
ボティルアーモ街の港から見えるリスタムン島に住むレムン伯爵は吸血鬼。――というウワサがあるのは、きっとレムン伯爵家の人と交流がないからだと、食堂兼総菜屋を営むシャルは考えていた。吸血鬼なんて、いるはずがない。
けれどレムン伯爵家の当主、サムタンは間違いなく吸血鬼だった。しかも彼は血が苦手で、いつも貧血気味。
愛を知った吸血鬼は血を吸わずに生きていける。――そうと知ったサムタンは愛を求めて島を抜け出したはいいものの、シャルの食堂裏で貧血を起こして倒れてしまった。
吸血嫌いの吸血鬼レムンと、そんなものは存在しないと思っているシャルの物語。
<毎日20時更新ー6月9日完結>
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