華夏百鬼抄

(各話には、それぞれの物語に対応した”挿絵”が添えられています。)

上海で再会した日本人作家・安倍真言(あべ まこと)は、
編集者の林莉莉(リン・リリィ)から、
中国各地に伝わる“百の怪”を聞かされる。

蝶が声を奪い、蛇が夢を癒やし、
骨が命を語り、香が記憶を消す。
そして、人が“鬼”となる。

現実と幻想の境に立つ彼は、
いつしか物語の中へと踏み込み、
自らもまた“語りの鬼”へと変わっていく――。

時を越え、国を越え、
人の心に宿る闇と美を描く連作怪異譚。

『華夏百鬼抄(かかひゃっきしょう)』
語り継がれる限り、鬼は死なない。
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