藍に堕ちて 〜哀しき妻は、裏切りの果てに愛される〜
『あんたを旦那から、奪ってやるーーー』
三十二歳の兼業主婦、泉藍華(いずみらんか)は結婚六年目。
けれど、もう四年も夫とセックスレスだった。
仲が悪いわけではない。ただ身体を重ねないだけ。
レスや家事の負担など多少の不満はあれど、結婚はそういうものだと諦めていた。
自分より年下の後輩が妊娠により時短勤務となっても、子供だけが夫婦ではないとも考えた。
だが残業を早めに終えて帰宅した彼女は、玄関から聞こえてくる夫の声に立ち尽くす。
内側から聞こえてくる知らない女性の甘えた声と、続く激しいリップ音。
あんなキスを夫としたのはいつだろうか……。
夫に拒否され裏切られた藍華は女としてのプライドも、抱いていた愛情さえも傷つけられ泣いた。
そんな折、同僚に誘われた彼女は徳島県へと旅行することに。
同僚に案内された染工房で出会ったのは、顔に火傷の痕がある職人、蔵色蒅(くらしきすくも)。
藍染体験がきっかけで知り合った二人は、反発し合いながらも互いの傷に触れ、惹かれ合っていく。
薄い色ならまだ、引き返せた。
けれどもう、色は濃く深くなってしまって……
セックスレス、実家の問題、義母との関係、出産、仕事……現代女性を取り巻くさまざまな難題の中、誰にも心を癒してもらえなかった女性は、ただ一人の手に堕ちる。
藍がめに布が沈むように、深く濃く染まりながら、堕ちていく―――
人は誰しも、愛されたいのだ。
これを不倫と呼ぶか、純愛と呼ぶかはあなた次第。
※この作品には挿絵が入ります。
※要はサレ妻が心も身体もイケメンに奪われて幸せになるお話です。(身も蓋もない)
※作者は不倫を推奨しているわけではありません。お話のテーマに『略奪』があるため、こういった設定となっております。
(作者個人としては浮気・不倫した人は去勢されてしまえ、という考えです。ただ不遇な人は報われてほしいな、とも思います。一途な女性を裏切る奴ぁ地獄に落ちろってね!)
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内側から聞こえてくる知らない女性の甘えた声と、続く激しいリップ音。
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薄い色ならまだ、引き返せた。
けれどもう、色は濃く深くなってしまって……
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※要はサレ妻が心も身体もイケメンに奪われて幸せになるお話です。(身も蓋もない)
※作者は不倫を推奨しているわけではありません。お話のテーマに『略奪』があるため、こういった設定となっております。
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