女神の娘。
アストゥリアス王国は女神信仰発祥の地。
世界の創世の始まりに、全能の女神セラティスはこの地に降り立った。
8つの大きな翼は力の証。
女神セラティス以上の数を持つ神など存在しない。
“ああなんという素晴らしい世界。
いまここに我の愛する世界は誕生した。
乳飲み子のように無垢で脆弱なこの世界に、我が生命の息吹を授けようぞ。
草木が芽吹き、暖かい風が吹く。
水が地上へと噴き上げ、陽が輝いた。
まだ足りぬか、貪欲な世界よ!
我が子はここへと呼ぼうぞ、繁栄と安寧の世界を作る手助けを。
我の子ぞ。慈しまねばどうなるか。
最愛の我が子がここに留まる限り、我の愛は途絶える事なく。”
女神は愛おしい我が子を通して世界を見守った。
女神の子が安寧を享受する限り、この地は幸福に包まれるだろう。
と気の遠くなる程の昔から、国から民へ、親から子へと言い伝えられた。
事実、女神の子が生まれた時代は隆盛を極める。
世界的に最も信仰されている女神教の敬虔な信者は、
世界中からこの国の大聖堂を始め、街の各所にある礼拝堂を巡礼しに訪れている。
世界一の大きさを誇る大聖堂は、女神教発祥の地であるアストゥリアス王国にのみ建てられている。
神が平等だと誰が言ったといわんばかりに、この国は女神の加護が特別に強い。
作物は不作知らずで毎年質のいい物ばかりが豊かに実り、伝染病や災害などとは無縁の平和な治世の王国。
直接の恩恵を実感しているので、王族や平民関係なくそして小さな子すら女神信仰がとても強い。
女神の娘が現れたら、必ずアストゥリアス王国の国王、もしくは次代の王である王子が娶った。
娘が安寧と幸福を享受するように、真綿で包む様に大切にしながら、徹底した管理の元で保護する。
女神の娘は天寿を全うすると、去る世界への褒美にとひとつ願いを叶えて女神の元へと戻るという。
いつの時代に現れた娘も去り際には、
“次代の娘が現れるまで、王国の安寧と繁栄を”と願い空へと戻っていった。
次代の漆黒の髪と漆黒の瞳を持つ少女『神野耀(かみのひかり)』がこの世界に連れて行かれるまで後少し――
✂----------------------------
12/11 カテゴリーを恋愛からファンタジーに変更致しました。
(しばらくの流れでは恋愛要素が少ない為)
不定期更新ですm(_ _)m
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草木が芽吹き、暖かい風が吹く。
水が地上へと噴き上げ、陽が輝いた。
まだ足りぬか、貪欲な世界よ!
我が子はここへと呼ぼうぞ、繁栄と安寧の世界を作る手助けを。
我の子ぞ。慈しまねばどうなるか。
最愛の我が子がここに留まる限り、我の愛は途絶える事なく。”
女神は愛おしい我が子を通して世界を見守った。
女神の子が安寧を享受する限り、この地は幸福に包まれるだろう。
と気の遠くなる程の昔から、国から民へ、親から子へと言い伝えられた。
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世界中からこの国の大聖堂を始め、街の各所にある礼拝堂を巡礼しに訪れている。
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神が平等だと誰が言ったといわんばかりに、この国は女神の加護が特別に強い。
作物は不作知らずで毎年質のいい物ばかりが豊かに実り、伝染病や災害などとは無縁の平和な治世の王国。
直接の恩恵を実感しているので、王族や平民関係なくそして小さな子すら女神信仰がとても強い。
女神の娘が現れたら、必ずアストゥリアス王国の国王、もしくは次代の王である王子が娶った。
娘が安寧と幸福を享受するように、真綿で包む様に大切にしながら、徹底した管理の元で保護する。
女神の娘は天寿を全うすると、去る世界への褒美にとひとつ願いを叶えて女神の元へと戻るという。
いつの時代に現れた娘も去り際には、
“次代の娘が現れるまで、王国の安寧と繁栄を”と願い空へと戻っていった。
次代の漆黒の髪と漆黒の瞳を持つ少女『神野耀(かみのひかり)』がこの世界に連れて行かれるまで後少し――
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