悪役令嬢の実験ノートは爆発の記録でいっぱいです
悪役令嬢テオドーラ・フラスコは、断罪の場で爆発を起こした。
わざとではない。ポケットに入っていた試薬が反応しただけ。
「……すみません。実験中だったもので」
前世の記憶がある。田中理香、二十五歳。化学メーカーの研究員。実験が好きすぎて休日も自宅ラボで過ごしていた。乙女ゲーム『蒸留のアリア』の悪役令嬢に転生して、社交界より錬金術の研究に没頭。実験室にこもっていたら断罪された。
断罪のどさくさで爆発して顔が煤だらけになったが、怪我人はなし。王子が呆然としている間にこっそり退場。
王都の外れに実験室を構え、前世の化学知識×異世界の錬金術で新発明を生み出す日々。
問題は——よく爆発すること。
「今日の実験は……」
「お嬢様、また爆発ですか」
「爆発ではありません。急速な熱膨張ですわ」
---
※本作は『小説家になろう』『カクヨム』にも掲載しています。
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※本作は『小説家になろう』『カクヨム』にも掲載しています。
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