【完結】私を捨てた元婚約者が話しかけてきます
婚約者だった公爵家嫡男リュシアンから、突然婚約を解消された伯爵令嬢エロイーズ。
泣いて縋った彼女は、少しずつだが前を向き、自分の好きだった刺繍を取り戻し、新たな人生を歩み始める。そんな彼女の前に現れたのは、侯爵家次男エティエンヌ。そして幸せになろうとした矢先、リュシアンが今さら彼女に話しかけるようになって―
泣いて縋った彼女は、少しずつだが前を向き、自分の好きだった刺繍を取り戻し、新たな人生を歩み始める。そんな彼女の前に現れたのは、侯爵家次男エティエンヌ。そして幸せになろうとした矢先、リュシアンが今さら彼女に話しかけるようになって―
あなたにおすすめの小説
貴女はもう必要ありません〜王女を最優先にしてきた候爵夫人が一人になるまで〜
マリアンヌ・フォン・ヴァルディアは、侯爵令嬢である。侯爵家の一人娘として生まれ、何不自由なく育てられた――そう、誰もが思っていた。
けれど、実際のマリアンヌの幼少期は、ひどく寂しいものだった。
「お母様は?」
幼いマリアンヌがそう尋ねるたび、侍女たちは困ったように笑った。
「奥様は、第二王女殿下のお世話をなさっています」
それが答えだった。
マリアンヌの母、侯爵夫人エレオノーラは、第二王女の乳母を務めていた。
自分を見てくれることもなく、誰よりも王女を優先させる母親のことを、マリアンヌは静かに切り捨てていく。
婚約者を追いかけるのはやめました
公爵令嬢クレアは婚約者に振り向いて欲しかった。だから頑張って可愛くなれるように努力した。
しかし、きつい縦巻きロール、ゴリゴリに巻いた髪、匂いの強い香水、婚約者に愛されたいがためにやったことは、全て侍女たちが嘘をついてクロアにやらせていることだった。
でも前世の記憶を取り戻した今は違う。髪もメイクもそのままで十分。今さら手のひら返しをしてきた婚約者にももう興味ありません。
婚約破棄したのはあなたです。なのに私が幸せになると困るのですか?
薄暗い大広間に響いたのは、婚約者だった男の冷たい声だった。
「エレナ・ローゼンベルク。私は今日、この場をもってお前との婚約を破棄する」
貴族たちがざわめき、楽団の演奏が止まる。
エレナは静かに顔を上げた。
「理由をお聞きしてもよろしいでしょうか」
「理由など明白だ。お前は堅苦しく、面白みがない。それに……」
王太子アーノルドは隣に立つ令嬢の肩を抱いた。
「私が愛しているのはリリアだ」
ざまぁはハッピーエンドのエンディング後に
私は由緒正しい公爵家に生まれたシルビア。
幼い頃に結ばれた婚約により時期王妃になることが確定している。
だからこそ王妃教育も精一杯受け、王妃にふさわしい振る舞いと能力を身につけた。
特に婚約者である王太子は少し?いやかなり頭が足りないのだ。
余計に私が頑張らなければならない。
王妃となり国を支える。
そんな確定した未来であったはずなのにある日突然破られた。
学園にピンク色の髪を持つ少女が現れたからだ。
なんとその子は自身をヒロイン?だとか言って婚約者のいるしかも王族である王太子に馴れ馴れしく接してきた。
何度かそれを諌めるも聞く耳を持たず挙句の果てには私がいじめてくるだなんだ言って王太子に泣きついた。
なんと王太子は彼女の言葉を全て鵜呑みにして私を悪女に仕立て上げ国外追放をいい渡す。
はぁ〜、一体誰の悪知恵なんだか?
まぁいいわ。
国外追放喜んでお受けいたします。
けれどどうかお忘れにならないでくださいな?
全ての責はあなたにあると言うことを。
後悔しても知りませんわよ。
そう言い残して私は毅然とした態度で、内心ルンルンとこの国を去る。
ふふっ、これからが楽しみだわ。
誰でもよいのであれば、私でなくてもよろしいですよね?
「まぁ、婚約者なんてそれなりの家格と財産があればだれでもよかったんだよ。」
2か月前に婚約した彼は、そう友人たちと談笑していた。
そうですか、誰でもいいんですね。だったら、私でなくてもよいですよね?
最初、この馬鹿子息を主人公に書いていたのですが
なんだか、先にこのお嬢様のお話を書いたほうが
彼の心象を表現しやすいような気がして、急遽こちらを先に
投稿いたしました。来週お馬鹿君のストーリーを投稿させていただきます。
お読みいただければ幸いです。
『君は強いから大丈夫』と婚約者に言われたので家を出ました。今さら探しに来ても遅いです
「君は強いから大丈夫だろ?」
隣領から来た貴族の娘を紹介した婚約者は、私にそう言った。
平民ながら魔力が多く、魔法学校に特待生として通っていた私は、在学中に領主の息子に見初められた。
「君の力なら、この街を守れる。一緒に守ろう」
そう言われて彼の領地に来て、婚約した。
それから数年。
街にはほとんど魔物が近づかなくなり、平和な日々が続いていた。
――あの日までは。
隣領から来た貴族の娘を紹介した婚約者は、私にこう言った。
「君は強いから大丈夫だろ?」
その言葉を聞いた瞬間、私はようやく気づく。
彼にとって私は、何だったのか。
だから私は、静かに街を出ることにした。
……今さら探しに来ても遅いです。