総理になれなかった元大臣、農民の娘に転生して二千年王家の宰相になります
総理になれなかった元大臣・遠野紗和子。
地方を切り捨てない国を作りたい。
その一心で政治の世界を駆け上がってきた彼女は、総裁選出馬の前夜、演説原稿の最後の一文を書けないまま倒れてしまう。
次に目覚めた時、彼女は異世界の貧しい農村で、五歳の少女ミリアに転生していた。
そこにあったのは、華やかな王宮でも、魔法で救われる世界でもない。
空腹。
読めない契約書。
奪われる種麦。
弱い者から順に削られていく、冷たい仕組み。
けれどミリアは知っていた。
飢えは、ただの不幸ではない。
必ず、そうなる理由がある。
元大臣としての知識と、農民の娘として知った痛み。
その二つを武器に、ミリアは小さな村から国を変え始める。
やがて彼女は、村を救い、領地を動かし、王都を揺らし、二千年続く王家の中枢へと上り詰めていく。
これは、総理になれなかった女が、
今度こそ「地方を一つの言葉で片づけない国」を作る物語。
地方を切り捨てない国を作りたい。
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