私に喧嘩を売った事を後悔してもらいましょう

「貴様との婚約を破棄し、貴様の妹と俺は婚約する。追放などしてやるものか。貴様は俺とケイティが愛を育んでいくのを、間近に見て苦しめばいいのだ」
元婚約者となった王太子は邪悪な笑みを浮かべ、唖然としている私に向かって、そう言った。
公爵令嬢である私、ソフィア・ミーデンバーグは幼い頃から王太子殿下の婚約者だった。
血の繋がらない妹であるケイティは、いつからかはわからないけれど、私の事を嫌っており、王太子殿下を私から奪い取る事に、何の罪悪感もなさそうだった。
しかも、二人共、私の処刑を望んでいた。
わざわざ私の前に現れては、いちゃついたり意地悪をしてくる2人を、やり過ごしていた私だったけれど、ある出来事により堪忍袋の緒が切れる。
このまま、馬鹿な王太子や妹の思う様にさせてやるものですか!
こんな馬鹿な事をしておいて、王太子のままでいられるとは思わないでくださいね?
※史実とは関係ない異世界の世界観であり、設定も緩くご都合主義です。魔法もあります。ざまぁは過剰ではありません。作者の都合の良い世界観や設定であるとご了承いただいた上でお読み下さいませ。
のんびり更新予定です。
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