ミカ・トドルは知りたいだけである

 何故なら、そういう性なのだとしか説明ができない。
 なぜ? どうして?
 様々な質問をして、『なぜって……、そういうものだからだよ。理由なんて、たぶんないんじゃないか? そうと決まってるだけだろう』なんて、曖昧な返事をされてもされてもされても私は、疑問を抱き続け口にしてきた。
 周りからの目が面倒くさい子供だと露骨に疎んじるものに変わっても、私の口はぽろりと、息をするように問いかけてしまう。
 ねぇ、どうして?
 問いかけた相手の眉間の皺を何度見ても未だに口から出てきてしまうのだから、もう諦めるしかないだろう。
 疑問はきっと、私、ミカ・トドルの性質そのものなのだと。
 しかし、その質のせいで、まさか魔王側近の嫁になるとは、夢にも思わなかったのだが。

 なんで、どうしてが口癖の少女が魔王側近の嫁になる話です。
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