追放された戦術士、傭兵団を率いて祖国を滅ぼす ~誇りを奪われた戦術士は、灰の戦場で王国を焼き尽くす。~
北方戦争の英雄・グラント=ヴァルトレイン。
その勝利の代償は、息子たちの未来だった。
戦死者が両国合わせて十万を超え、和平を望む声が高まる中、
宰相ヴァレンは「軍閥を排除せねば国が滅ぶ」と動き出す。
その標的にされたのが、辺境の英雄ヴァルトレイン家。
父は“自害”として葬られ、長兄は家督を継いで宰相に従い、
戦を嫌った次男は出家して姿を消した。
そして、戦術士として王都の軍学校にいた三男クレインは、
冤罪を着せられ、捕らえられる。
命からがら脱出したクレインは、祖国を離れ、辺境で傭兵となる。
戦場に生き、策を張り巡らせ、敗軍を勝利に導くたびに、
彼の名は〈灰色の戦術士〉として各国に広まっていった。
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