スマートフォンの背に触れて

 表は誰でも触れられる。けれど、“背”を見せて歩けるほど、世界はまだ変わっていない。
 夏のある日、出会ったふたりは、ゆっくりと距離を縮めていく。性別でも役割でもなく、「自然体」でいられることをあたりまえに、きっとそれはスマートフォンの背に触れるようなのだ。

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