〖完結〗こうして魔女と王子は国を騙した
王宮の片隅で下女として働くイレーネには、誰にも言えない秘密があった。彼女は魔女――この国では、火刑に処されるべき呪われた血を引く者であった。
力を隠しながら生きてきた彼女だったが、ある日その異能を王太子アルディンに見抜かれてしまう。
また居場所を追われるのかと思われたが、アルディンはイレーネにとって思いもよらぬ言葉を言い放つ。
「魔女。俺は貴様に惚れた。一目惚れだ」
戸惑うイレーネをよそに、アルディンは彼女を隠し、守ろうとする。だが折しも、国中を揺るがす貴族殺害事件が発覚。人々は魔女の犯行に沸き立ち、魔女狩りの熱狂が王宮にまで押し寄せる。
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