残念な天才魔術師団長の初恋
王国史上最年少で魔術師団長になった魔術の天才イース・アバラン。
侯爵家の出自で身分も十分、貴族らしい美しい容姿を持って、なおもイースは王国史上最高に残念な男と呼ばれ、28歳、いまだ独身。
周囲からはその生涯を魔術だけに注ぎ生きていくものと思われていたのだが──。
魔術師団の副団長カシアは見た。
ある日騎士団からの要請で王都の貧民街へと出向いたその日。
あのイース・アバランが恋に落ちたところを──。
それからというもの、あんなに残念だったイースは、別人のように変わっていく。
これが恋の力かと周りは驚きと共に囁いているのだが。
副団長カシアは、相変わらずイースに振り回されて、大変な目に合って──。
団長イースは、生まれも身分も魔力の質も、何もかもが異なる無口な少女と心を交わすことが出来るのか。
副団長カシアに安寧な日々はやって来るか──?
※題名に印がある回は、視点が変わります。
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