仮面の王と風吹く国の姫君
舞台は中世欧州風の異世界。
ラヴェイラ王国の妹姫である主人公リリアスは、長い吊り橋を渡ろうとしていた。事の発端は、政略結婚。正体の不明な隣国の新王に嫁ぐことになったのだ。
王命なので粛々と従おうとするも、粗末な身なりでとても花嫁が通るとは思えないような吊り橋をたった一人で渡るという、理不尽な状況に不満を漏らすリリアス。
しかし、この吊り橋を渡り切った時、更なる試練が待ち受けていた。
無事に仮面の王に対面するも、いきなり命の危機を告げられ⁉︎
この政略結婚の背景とは。
主人公の夫となる隣国の新王とはどんな人物なのか。主人公は無事に王城へたどり着けるのか? そして彼女自身の持つ秘密とは?果たしてこの婚姻の行く末は⁉︎
*第二章より戦闘描写、残酷描写があります。苦手な方はご注意願います。
*転生等はありません。
一章まで拝読させていただきました。
読みやすい文章の構成により、徐々に明かされる世界情景や主人公の事情、周囲の登場人物たちの設定がすっと頭のなかに入り込んできました。
王女が一人でいきなり吊り橋を渡ることになっている状況というのも珍しく、引き込まれました!
カルは無礼でありつつも良いキャラをしていて、主人公とも何だかんだで仲良くなっていって微笑ましいです。
作品をご紹介していただき、ありがとうございました!
企画より参りました。
1章じっくり読ませていただきました!
読んでいて、珍しい形の物語と感じています。
結婚を巡る話の中でも、まず城へとたどり着かないといけないという始まりは斬新に思えました。
一人称視点で進むことで、隣国の状況や今見えている世界が彼女を通してでなければわからないので、一緒に旅をしている気分になれます。
物語が進むにつれて彼女と同じように様々なことを理解していく、情報の出方がわかりやすく、読みやすかったです。
エピソードの区切りも丁度よく、合っていました。
また、回想の入り方も自然で納得行く入り方だったのと、登場人物の説明が特になくてもそのキャラクター達がどんな人なのかが言葉や仕草でわからせてくれるのも良かったです。
こういう世界でこういう人々が生きているとありのままの人間模様を丁寧に描いておられるのが素敵でした。
応援しております、ありがとうございました!
続き
【登場人物の魅力】
主人公は恐らく、王家の者ならばこうであるという感覚を持つ人物。階級があれば、その階級での常識的な考え方というのがあると思う。彼女の境遇については後程明かされていく。(階級制度を推奨しているわけではありません)
主人公の視点により話が展開されてくため、彼女の得た情報でしか、状況を把握することができない。当然のことながら、読者も何故こんなことになっているのだろうかと、いろいろと憶測してしまう。理由が直ぐに分からない為、非常に好奇心を持続させることのできる展開だと感じた。
そして段々と明かされていく、主人公と政略結婚の背景。他の国との関わり合いについても明かされ、物語に深みが出てくる。その部分までは主に”何故”が多い。
あらすじから想像できるが、主人公には兄がいる。そして正体不明の王に嫁ぐことになり、吊り橋の先の展開からもう一人加わることが分かっている。
この三人の関係は一体なんだろうか。そこが物語において、初めに繋がる糸なのかもしれない。主人公と共に道中で知っていく嫁ぎ先の国のこと。
感情移入しやすく、主人公の立場に立って読むことのできる物語だと感じた。
【物語のみどころ】
現時点の公開部分まで読了(P17)。物語はまだ序盤だと思われる。主人公は、訳が分からぬまま政略結婚に応じ、指示されるまま隣国へ向かう。
しかしその指示の内容は、とてもじゃないが姫でなくとも耐えうるものではなかった。当然、不満は出る。
どうしてこんな扱いを受けなければならないのか。どうしてこんな事態になっているのか。
その事については徐々に明かされ、何かに巻き込まれていることを知る。これが命の危機を回避するためだと理解すると、主人公に対し、同情とともに激励したいという気持ちが湧いてくる。
事情がゆっくりと明かされていくため、とても読みやすく理解がし易い物語だと感じた。主人公と同様に、話を聞いているような気持ちになるのである。物語はまだ、城に辿り着いていない状況。この先一体どんな展開が待ち受けているのか、とても楽しみな作品だ。
あなたもお手に取られてみませんか?
飛んでもない状況から始まる物語。その背景を知った時、これは何か大きな陰謀の始まりに過ぎないと感じるでしょう。この先に待ち受けるものとは?
是非、その目で確かめてみてくださいね。お奨めです。
【物語は】
主人公が危なげな吊り橋を渡るところから展開されていく。王の妹でありながら粗末な身なりで、しかもたった一人で渡らなければならない。何ゆえこんなことになっているのだろうか。そこには事情があったのだ。
この婚姻は果たしてうまく行くのだろうか?
隣国(嫁ぎ先)の城に辿り着くのだろうか?
この政略結婚の背景とは一体。
【世界観・舞台・物語】
政略結婚とはいえ、両国の関係は悪くはない。
何かの陰謀に巻き込まれているのか、何か良くないことが起きているのか。果ては誰かの策略なのか。そんなことを思わせる始まりであり、主人公が理不尽に感じたり不満を持つのも仕方ないと感じた。
他にも隣国への道はあるようだが、最短距離がこの吊り橋。話しの様子から思った以上に長く、その形状ゆえに思った以上に時間がかかると思われる。つまり、細くて大きく揺れる、危ない釣り橋なのだと想像した。
輿入れとは嫁ぐこと。この物語では、その時間帯も遅いとある。益々何かあるのではないかと思わせる部分だ。大変な思いをして渡った先で、待ち受けている者も彼女を不快にさせたようである。
あらすじにもある”花嫁が一人で吊り橋”を渡る。通常花嫁ならば装飾品の類などを見につけたり、着飾ったりするものだが、”何も持たずに輿入れするように”と指示されている。その理由は、なんだろうと考えさせられた。
それは重さがあると橋を渡るのが大変だからなのだろうか。最初に考えたのはそういう理由である。彼女が橋を渡る途中で、あるものを脱ぎ捨てたことを考えると、その線が濃厚と感じたが、他にも何か理由がありそうだ。
続く
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