Ultima Dei

 神々の大戦が終わり、神がいなくなった世界。
 いや、いなくなった、というのは正確ではない。ただ一人、その対戦を生き抜いた神がいた。
 彼の名は、“アレス”戦の神として、君臨していた彼は、大戦を勝ち抜き続け、最後に最高神ゼウスを倒し、大戦が終結した後もいきていた。
 戦争が終結して二百年がたった頃、彼は人界に降りて彷徨っていた。神があってこそ存在できると思っていた世界が、神がいなくなった後も存在し続け、普通に人間が生活しているのを見て、神とは何なのか疑問を持つ。
 その答えを捜していたとき彼は一人の人間に出会う。
 その人間の名はアテネ。その少女はもう一人の戦神のアテネの生まれ変わりだった。
 もちろん、神のような力は使えないが、そのことは確かだった。
 彼は神が何なのかを彼女に問う。
 それに対して彼女は――――。
 神と人間の一人と一人が繰り広げる旅の黙示録。
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