あなたにおすすめの小説

『嘘の病気で同情を買うな』と私を死に追いやった婚約者、私の墓標の前で額を叩きつけ、血の涙を流して号泣する大破滅! 表紙

『嘘の病気で同情を買うな』と私を死に追いやった婚約者、私の墓標の前で額を叩きつけ、血の涙を流して号泣する大破滅!

熾星
婚姻届を出す前日、久世景人はようやく、十年遅れの婚約指輪を私の指にはめた。  銀色の輪が薬指に滑り込んだ瞬間、私は照明の下で光るダイヤをぼんやり見つめた。長く続いた待ち時間が、やっと終わったような気がした。けれど次の瞬間、彼は私の手を見下ろし、まるで似合わない品物を評するように静かな声で言った。 「正直、澪の手ってあまりきれいじゃないよな」  私は言葉を失った。  景人はそのまま私の指先を取ると、さっきはめたばかりの指輪を抜き取った。十年待ち続けた指輪は、彼の手のひらの上で冷たく光っていた。 「この指輪、瑠奈の手にあったほうが似合うと思う」  私は手を引き戻し、信じられない思いで彼を見た。 「どういう意味? 瑠奈と結婚するつもりなの?」  景人は目を伏せ、指輪の縁を指先でなぞった。まるで、たいしたことではない問いを少し考えているだけのようだった。 「そこまでじゃない。ただ、会えない時間が長くなると、どうしても瑠奈のことを考えるんだ」  その瞬間、私は自分がどうやってあのタワーマンションを出たのかさえ覚えていない。
恋愛 完結 短編
文字数:20,838
生贄って、無能がなりません? 表紙

生贄って、無能がなりません?

ツユクサ
  最近よく、主人公が追放される系の話を目にします。  無能だと罵られパーティーから外される。  無実の罪を着せられ、国外追放される。  献身の末、生贄に捧げられる。  そして大体は、主人公がいなくなった後、残された人間達は後悔します。主人公がいないと困るのだと、気付きます。  追放系を読んでいて、思いました。  「いや、どこかで気付かない?」と。  そんな素朴な疑問をもとに、話を組み上げました。  後悔先に立たず。  カクヨムにも投稿しています。
ファンタジー 完結 ショートショート
文字数:19,646
妹を踏みにじった奴らに、復讐の花束を 表紙

妹を踏みにじった奴らに、復讐の花束を

楠ノ木雫
 妹を傷つけたやつは誰だ。  隣国に嫁いだこの国の王女であり双子の妹でもあるクラリスが2年後に亡き人となって帰ってきた。死因すら伝えられず嫁ぎ先の墓にも入れてもらえずに隣国の使者が連れてきた。  この事実に信じられずにいると、クラリスが帰ってくる半年前に戻っていた。  一体隣国でクラリスの身に何があったのか。  絶対に、もうクラリスのあんな姿を見たくない。堅く決意し使節団の使者として隣国に乗りこむ事になった。  ※一話で過激なシーンがあります。  ※他の投稿サイトにも掲載しています。 【第1回新エンタメ小説大賞】にエントリー中です。
ファンタジー 連載中 短編 R15
文字数:27,054
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな 表紙

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。
ファンタジー 完結 ショートショート
文字数:3,237
【完結】奪われたものを取り戻せ!〜転生王子の奪還〜 表紙

【完結】奪われたものを取り戻せ!〜転生王子の奪還〜

伽羅
 事故で死んだはずの僕は、気がついたら異世界に転生していた。  しかも王子だって!?  けれど5歳になる頃、宰相の謀反にあい、両親は殺され、僕自身も傷を負い、命からがら逃げ出した。  助けてくれた騎士団長達と共に生き延びて奪還の機会をうかがうが…。  以前、投稿していた作品を加筆修正しています。
ファンタジー 完結 長編 R15
文字数:51,383
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。 表紙

勇者の隣に住んでいただけの村人の話。

カモミール
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。 だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。 その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。 だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…? 才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
ファンタジー 完結 短編 R15
文字数:45,608
薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜 表紙

薬漬けレーサーの異世界学園生活〜無能被験体として捨てられたが、神族に拾われたことで、ダークヒーローとしてナンバーワン走者に君臨します〜

仁徳
少年はとある研究室で実験動物にされていた。毎日薬漬けの日々を送っていたある日、薬を投与し続けても、魔法もユニークスキルも発動できない落ちこぼれの烙印を押され、魔の森に捨てられる。 森の中で魔物が現れ、少年は死を覚悟したその時、1人の女性に助けられた。 その後、女性により隠された力を引き出された少年は、シャカールと名付けられ、魔走学園の唯一の人間魔競走者として生活をすることになる。 これは、薬漬けだった主人公が、走者として成り上がり、ざまぁやスローライフをしながら有名になって、世界最強になって行く物語 今ここに、新しい異世界レースものが開幕する!スピード感のあるレースに刮目せよ! 競馬やレース、ウマ娘などが好きな方は、絶対に楽しめる内容になっているかと思います。レース系に興味がない方でも、異世界なので、ファンタジー要素のあるレースになっていますので、楽しめる内容になっています。 まずは1話だけでも良いので試し読みをしていただけると幸いです。
ファンタジー 完結 長編 R15
文字数:719,594
装甲列車、異世界へ ―陸上自衛隊〝建設隊〟 異界の軌道を行く旅路― 表紙

装甲列車、異世界へ ―陸上自衛隊〝建設隊〟 異界の軌道を行く旅路―

EPIC
建設隊――陸上自衛隊にて編制運用される、鉄道運用部隊。 そしてその世界の陸上自衛隊 建設隊は、旧式ながらも装甲列車を保有運用していた。 そんな建設隊は、何の因果か巡り合わせか――異世界の地を新たな任務作戦先とすることになる―― 陸上自衛隊が装甲列車で異世界を旅する作戦記録――開始。 注意)「どんと来い超常現象」な方針で、自衛隊側も超技術の恩恵を受けてたり、めっちゃ強い隊員の人とか出てきます。まじめな現代軍隊inファンタジーを期待すると盛大に肩透かしを食らいます。ハジケる覚悟をしろ。 ・「異世界を――装甲列車で冒険したいですッ!」、そんな欲望のままに開始した作品です。 ・現実的な多々の問題点とかぶん投げて、勢いと雰囲気で乗り切ります。 ・作者は鉄道関係に関しては完全な素人です。 ・自衛隊の名称をお借りしていますが、装甲列車が出てくる時点で現実とは異なる組織です。
ファンタジー 完結 長編 R15
文字数:195,075